男性の婚活を成功させるには、相手となる女性の気持ちを知ることも大切です。
といっても、婚活に真剣に取り組んでいる女性は20代から30代と幅広いです。
当然ながら年代によるライフステージの違いから異なった価値観や考え方を持っています。
そこで今回は、35歳以上の女性の気持ちや考え方について扱っていきます。
特に30代40代の男性にとっては、お相手となる可能性の高い年代です。
この記事を通して女性の気持ちを知っていただければと思います。
婚活市場において35歳以上の婚活女子はどのくらいいるのでしょうか?
「結婚情報サービス業調査に関する報告書」には婚活女性の年齢分布が記されています。
【婚活中の女性の年代別割合】
このデータからは、婚活中の女性は30代が最も多いことがわかります。
このデータは2017年の報告されたものです。
そのため、やや数字の割合が変化している可能性はあリます。
しかし35歳以上の女性がメインの層であることは変わらないでしょう。
そのため35歳以上の女性の気持ちを知ることは、婚活を行なっている女性の大半の気持ちを知るということになりそうです。
参考:「結婚情報サービス業調査に関する報告書」
https://www.ier.hit-u.ac.jp/Common/publication/DP/DPS-A687.pdf
女性の初婚の平均年齢は内閣府の調査によると2020年時点で29.4歳であることがわかっています。
35歳以上での結婚は、平均よりも遅いと言えるでしょう。
では、なぜ婚活女子の多くは結婚していなかったのでしょうか?
同じく「結婚情報サービス業調査に関する報告書」には、結婚していない理由についてもデータが掲載されています。
中でも「出会いがない」ことが結婚していない理由として最も多く見られます。
結婚していない女性の50.r%が主な理由として挙げています。
そのほかにも下記が上位の理由として説明されています。
「異性とうまく付き合えない」
「自由な暮らしを楽しみたい」
同様に男性側の理由としても「出会いがない」ことが、最も多い結婚していない理由となっています。
参考:年齢別初婚件数令和2年
https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r04/zentai/html/zuhyo/zuhyoc01-02.html
参考:「結婚情報サービス業調査に関する報告書」
https://www.ier.hit-u.ac.jp/Common/publication/DP/DPS-A687.pdf
35歳以上の女性は、婚活女子の中ではメインの層ですが、平均よりも結婚や出産するには遅めの年齢です。
20代や30代前半の女性があまり感じていない悩みを強く抱える年齢です。
その大元の悩みを知っておくことで、男性も相手への理解が深まるでしょう。
ここでは、35歳以上の女性が抱える主な悩みについて解説します。
女性の体は、妊娠までのタイムリミットがあり、子供が欲しいという女性は、早めの出産を希望しています。
しかし、日本は晩婚化が進んでおり年々初婚年齢と第一子出産年齢が上がってきています。
厚生労働省の調査では、2022年時点での女性の第一子出産年齢は平均30.4歳と報告されています。
この平均から見るに、36歳は平均よりも上であるものの出産が可能な年齢です。
実際に出産している人もたくさんいます。
しかし、35歳を過ぎたあたりから不妊や流産のリスクが高くなります。
「結婚しても子供は無理かな」
「相手が子供を望むのであれば不妊治療も考えなきゃ」
など考えている女性もたくさんいます。
参考:厚生労働省人口動態統計
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai22/dl/gaikyouR4.pdf
これまで結婚してこなかった理由として出会いがないことに次いで、異性との接し方がわからないという意見も多く聞かれました。
35歳以上で婚活をスタートした女性の中には、これまで出会いもなく異性と上手く付き合えるか不安であったために、結婚を先延ばしにしてきた人もいます。
しかし、出産や老後など将来のことを考えたとき
「このままではいけない」
といった気持ちで婚活をスタートさせます。
35歳以上の女性は、社会経験を積んでいることが多いです。
そのため、表面的なコミュニケーションでは普通に振る舞えるます。
しかし、男性とのパートナーシップへの不安を少なからず感じていることを知っておきましょう。
35歳以上の婚活女子の中には、これまでがむしゃらに仕事に打ち込んできたという人もたくさんいます。
これまで自らの力でキャリア形成してきたことに、自信を持っている人も少なくありません。
しかし、結婚するとなると下記l項目によっては、そのキャリアを手放さなければならないリスクもあります。
「結婚相手の意向」
「その後のライフイベント」
確かに今は、妊娠や出産による育児休暇ができる制度はあります。
しかし一度会社を離れることで下記リスクを考えてしまいす。
「仕事の勘を失う」
「周囲との関係が変わってしまったりする」
そのため、多少の不安を抱えています。
社会の理解が必要な問題ですが、パートナーとなる男性も知っておかなければいけない女性の悩みです。
結婚すると、これまで1人で行ってきた家事や親戚との付き合いを、2人でおなっていくことになります。
一般的には家事の負担は減ります。
しかし相手の親戚関係が密接な場合、単純に親族との付き合いが増える可能性があります。
そして冠婚葬祭や法事などのイベントが増えます。
さらに、子どもが生まれると育児や進学などのライフイベントも増えるでしょう。
マイホームや車を買うとローンも発生します。
このように、結婚すると男女関係なくライフプランに大きな影響を与えます。
そのため、結婚前には「相手の親族と上手くやれるか」「将来のことを考えて今まで以上に節約が必要」と多くの女性が考えます。
これは男性側も抱えている悩みです。
女性も同じ悩みを感じていることを知っておきましょう。
35歳以上の婚活女子が求める条件と聞くと、「収入」や「ルックス」が真っ先に思い浮かぶ人もいるかもしれません。
しかし35歳以上となると、これまで歩んできたキャリアや人生が人によってかなりばらつきが生まれます。
結婚後も自らがキャリア形成したいタイプの女性は、収入はあまり重視しない傾向にあります。
反対に、将来的には専業主婦になりたい、子供がほしいという女性は収入を重視します。
そのため、35歳以上の女性と結婚を目指す男性にとって大切なことは実は2つあります。
それは、収入やルックス以上に相手の言葉に耳を傾ける「傾聴力」。
加えて不安や悩みを理解してあげられる「共感力」です。
相手が本当に求めていることを聞いて、どんな所」で力になれるか共感してみましょう。
その結果、お互いに望む結婚の形が手に入れられるのです。
と言っても、相手が本当に求めている条件は初対面のうちではなかなか聞き出すことに抵抗があると思います。
そんなときは、結婚相談所を利用してみてはいかがでしょうか?
結婚相談所では、仲人が男女の相手を取り持って、本当に相性の良い相手との出会いを提供しています。
男性にとっても、条件の合う女性と出会う機会が増えるでしょう。
きっといい縁を見つけられるはずです。