2023年7月「不同意性交罪」が施行されました。
もし知らないままマッチングアプリで出会った相手とワンナイトしてしまうと、冤罪に巻き込まれるリスクもあります。
この記事では、そんなトラブルに巻き込まれないために、この法律を紹介します。
そして安全な恋活や婚活方法についてもお話ししていきます。
不同意性交罪とは、性的な行為を相手方の同意なしに行う行為を指す犯罪です。
「強制性交罪」「準強制性交罪」「強制猥雑罪」が厳格化されました。
改正法により「不同意性交罪」や「不同意わいせつ罪」の名前が導入されました。
この変更に伴って性的な行為においては相手の同意を得ずに行う行為が犯罪としてより明確に規定されました。
具体的な改正内容には下記8つの事例が示されています。
上記8つの事例下で行われた性行為が不同意性交罪の要件となります。
そして行為の不法性を明確にするための基準となります。
そのほかの詳しい内容は法務省のホームページをご覧ください。
これらの罪が認められると、不同意性交罪に対しては「5年以上の有効懲役」が科されます。
不同意わいせつ罪に対しては「6ヶ月以上10年以下の懲役」が科せられることになりました。
実際にどのようなリスクが考えられるか例をあげてみましょう。
マッチングアプリで出会った相手と、お酒を飲んでワンナイトしてしまう。
このケースで相手から訴えらえるリスクがあります。
「お酒のせいで強く拒否できなかった」
「記憶がない」
「後から怖くなった」
さまざまな理由によって訴えられる可能性があります。
アルコールを接種してワンナイトすることで、法律上では合意がなかったと判断されてしまいます。
行為中の写真や動画の撮影も、トラブルに発展する可能性があります。
さらに相手のLINEに送るなどして、クラウドに残してしまうと脅迫があったと受け取られません。
行為に至る際に、相手から軽い拒否があったものの、そのまま行為に至った。
このケースもトラブルになるリスクがあります。
そのほか、合意で行ったことを示す証拠がないと、相手から訴えられる可能性が出てきたということです。
法改正によってリスクが高まったのが、マッチングアプリの利用です。
マッチングアプリは、婚活をしたり恋人を探したりするアプリです。
中には遊び目的や示談金を騙し取るような人が利用するリスクも含まれています。
万が一、悪用する人とマッチングしてしまいお酒に誘われワンナイトしてしまう。
このケースでは、大きなリスクを抱えることになります。
また、マッチングアプリのアカウントを消したり、ブロックされたりする。
この場合は、証拠となるメッセージのやり取りが消えてしまい、合意の行為であったことを証明できなくなってしまいます。
アプリ側も利用者間のトラブルには関与しない規約になっています。
そのため何かあった際は問題の解決が難しくなることも考えられます。
もし、そのようなトラブルに巻き込まれたら、弁護士など専門家に相談する必要があります。
法改正によって、不要なリスクを回避しながら恋活や婚活を行う必要性が高まりました。
ここではリスクを回避するために、心がけたいことについて解説します。
お酒を飲んでワンナイトしてしまう。
そして相手と音信不通になってしまうと訴えられるリスクが高まります。
お酒の量に関わらず、行為を行なってしまうと不同意性交罪の要件となります。
万が一、相手から訴えられてしまうと、日常生活を大きく変化させてしまうかもしれません。
基本的には、お酒を飲んでワンナイトしないようにしましょう。
ワンナイトをしてしまっても、合意があった証拠を残しておくことで、リスクを回避できます。
「次の日の朝に仲良く朝食を食べている写真」
「いい雰囲気のLINEのやりとり」
積極的に残すように心がけましょう。
もしマッチングアプリの利用で出会ってしまった場合は、メッセージのやりとりを残しておくと安心です。
行為中の撮影は行わないようにしましょう。
法改正によって、同意のない状況下でわいせつな写真や動画を撮影し保管や送信してしまうことも罪に問われるようになりました。
相手側に訴えられてしまうと、大きなリスクになります。
法改正によって、マッチングアプリを利用するリスクが高まりました。
もし真剣に出会いを探していたのに、トラブルの巻き込まれてしまった。
そんな場合、罪に問われなかったとしても婚活するモチベーションは大きく下がってしまいます。
リスクを回避するには、結婚相談所の利用がおすすめです。
次に結婚相談所は安心な理由について解説していきます。
結婚相談所は入会者のプロフィールや個人情報に基づいて、信頼性の高いパートナーを紹介していきます。
しっかりとしたバックグラウンドがある相手を結婚の専門家である仲人が紹介してくれます。
そのため、危険な相手と出会うことがありません。
結婚相談所には入会者のプライバシーを守り、個人情報を管理する義務があります。
相手と出会う際も、交際前は結婚相談所が仲介を行いますので、やりとりが記録されます。
万が一、トラブルがあった際も証拠があるのでリスクの回避もつながります。
結婚相談所が提供するマッチング環境は、仲人の立ち合いのもとや公共の場で行われることもあります。
婚活パーティーやお見合いなど結婚相談所の管理のもとマッチングが行われるので、安心して相手との出会いを楽しめます。
またデートに発展する前に相手について情報収集ができるため、トラブルの回避につながります。
結婚相談所に登録する多くの女性は、真剣に結婚を考えています。
女性は男性と比較して、婚活にコストをかける傾向があります。
マッチングアプリよりも利用料金の高い結婚相談所は女性比率が高くなります。
法改正によって安全に出会いが得られる結婚相談所の注目が集まっています。
結婚相談所を利用することで、リスクを回避して真剣で安全な出会いを得ましょう。