恋人との関係が進展していくと、いずれ同棲を始めることになるかもしれませんね。
しかし、世間的には下記のような意見もあります。
「結婚前の同棲はよくない」
「同棲するなら結婚したい」
一方で、結婚前に同棲を始めるカップルもたくさんいます。
そこで、この記事では結婚前に同棲するのは、ありなのでしょうか。
それとも、なしなのかそれぞれの意見を集めてみました。
メリットやデメリットもまとめたので、同棲で悩んでいる人の参考になればと思います。
結婚前の同棲はカップルによって考え方が違います。
どちらが正解ということはありません。
どちらにもメリットやデメリットがあります。
そして、どちらを選択するかはカップル次第です。
特に、社会人の場合は、お互いの仕事の事情や職場までのアクセスによって変わってきます。
そして同棲するメリットやデメリットも変化するでしょう。
無理に同棲をする必要はありません。
反対に相手に強要することもよくありません。
同棲を始める前には、二人で十分に話し合ってから決めるようにしましょう。
まずは、結婚前の同棲に肯定的な人たちの意見から紹介します。
同棲する理由の一つに、結婚する前に相手の生活力をみておきたいという考えがあります。
結婚前の同棲を肯定する意見は非常に多くみられます。
共働きの場合、結婚後は家事を分担して行うことになるでしょう。
そのため、相手が家事をまるでできないと負担が集中する可能性もあります。
また、起きる時間や寝る時間、食事の時間、飲酒や運動の週間のGAPなど。
相手も今まで見えなかった部分も同棲することで発見できます。
好きな人とは少しでも早く一緒に生活したいという意見もみられました。
確かに好きな相手と時間を共有できるのは、遮られるもののない幸せなことです。
結婚するよりも、早くそんな時間を過ごしたいという考えの人は多いようです。
別々に生活していると、それぞれ別に生活費がかかります。
同棲をスタートすれば家賃や食費、光熱費などが単純に1/2になります。
非常に効率的と言えるでしょう。
若いカップルにとっては節約になり、その分デートに使えるお金も増えます。
また、どちらかが持ち家の場合はさらに節約できるでしょう。
相手に家事能力があることが前提ですが、これまで行っていた家事の負担が半減したという声も聞かれました。
一人暮らしのときは、働きながら掃除や洗濯、炊事をしなければなりません。
その日の疲れ具合によっては、ついつい家事がおざなりになってしまうこともあります。
しかし、同棲することでどちらかが辛いときには助け合うことで生活の水準が保ちやすくなるようです。
反対に、結婚前の同棲に反対する意見も紹介します。
女性から多く聞かれた意見に中に下記イメージがありました。
「結婚前に同棲するといつまでたっても結婚できない」
一緒に住むのであれば、入籍したいと考える人もたくさんいます。
同棲すれば、家事負担や経済的な負担が少なくなります。
相手の浮気などで関係が悪くなったときに簡単に別れることができないリスクがあります。
また結婚のように法的な拘束力もないため、経済力がある方に主導権が傾きます。
日本の平均賃金は、男性よりも女性の方が低いので、こういったケースでは女性の方が不利になるでしょう。
こちらは男性に多かった意見です。
結婚するまでは、自分の生活環境を変えたくない。
独身生活をギリギリまで満喫したい人もいるようです。
一緒に生活することで、これまでできていたことに制限がかかるのが嫌だという気持ちもわかります。
片方に家事能力が全くないと、もう一方の負担が一人暮らしのときよりも増えてしまいます。
これまでは、相手の家事能力をなんとなくしか知らなかった。
いざ一緒に生活してみると壊滅的だった場合、負担が増えることになります。
結婚前の同棲に肯定的な意見から、メリットをまとめてみました。
まず第一に結婚前に同棲することで、金銭的な負担が減ります。
加えて結婚の準備段階と捉えることでより絆が深まるでしょう。
結婚前の同棲は節約にもつながり、結果結婚資金をためやすくなります。
別々に住んでいると、なかなか一緒に貯金することが難しいケースがあります。
そして、いつまでたっても結婚資金がたまらないということが考えられます。
同棲を通して、目標を定めて二人で節約することができます。
そして、お互いに満足できる結婚式を実現しやすくなるでしょう。
また、結婚式を行うタイミングと同棲スタートの時期を被らせないことでメリットもあります。
引越し費用と結婚式代が一気に負担になることを防げます。
結婚後は何かと入り用なので、早いうちから金銭感覚をそろえられるのは大きなメリットです。
結婚前の同棲は、相手への理解を深める絶好の機会です。
普段家ではどんな生活をしているのかは、別々に暮らしているとなかなかみることは出来ません。
多くの人は、家では多少だらしないところもあります。
早いうちからそういった部分を知っておくことは、二人の絆を深めるのにとても大切です。
結婚した後だと「こんなはずじゃなかった」という気持ちが大きくなります。
同棲を挟んでおくことで相手に過度な期待を持たなくなります。
しかし、結婚前の同棲にはデメリットもあります。
結婚前の同棲には、二人の関係を法的に約束するものがありません。
お互いに行き違いがあったとき色々と面倒になることもあります。
成熟していない男女同士が一緒に生活すると、性格や生活の不一致が起こりやすくなります。
些細なことで喧嘩に発展してしまいます。
お互いの気持ちを落ち着けるための空間もないことが考えられます。
関係の修復が難しいことも考えられます。
お互いの意見の行き違いは、ある程度コミュニケーション能力があるカップルであれば解決可能です。
しかし、まだ結婚するには未成熟な男女は、同棲をきっかけに別れてしまうこともあります。
結婚前に同棲をスタートするのであれば、経済力や精神的にも自立したカップルが望ましいでしょう。
結婚して、万が一離婚する際は、財産分与や場合によっては慰謝料を払う。
もしくは受け取る必要があります。
これは家庭裁判所によって判断されます。
経済的に弱い立場の人や離婚理由が相手にある人がある程度保護される法律です。
しかし、同棲の場合はこういった法律の取り決めはありません。
仮に相手が浮気してもう別れたいとなっても、基本的には慰謝料は発生しません。
当然財産分与もありません。
経済力を相手に依存した状態で同棲を始めてしまう。
すると別れたくてもお金がなくて別れられないという状況にもなりかねません。
また、相手に浮気されても法的にとがめられません。
ほとんどのケースでは泣き寝入りです。
結婚前に同棲を始めるのであれば、こういったリスクも知っておきましょう。
結婚相談所を介して出会ったカップルであれば、仲人に同棲の相談をしてみるのはいかがでしょうか？
結婚相談所は、出会いから結婚までのトータルサポートを行っています。
当然、同棲に関する相談も受け付けています。
それぞれのカップルに合わせた適切なアドバイスを提供しています。
同棲をするにせよ、そのまま結婚するにせよ、幸せな結婚を実現できるようなサポートを受けられるでしょう。
